半妖の夜叉姫感想 〜第23話〜
本当に、あと1回で終わるのだろうか・・・
ネタバレばりんばりんなので折りたたみます。
リウマチも神経痛もそんな年頃の乙女はならない!
けど懐かしい!!
前回の続きから
で、終わった!! というところからアニメスタート。ですので現代、空港にいる希林理と草太パパwith芽衣ちゃん。
転校してきてからずっと欠席が続いている、という担任教師に草太が「リウマチは治ったけど神経痛が」と言い始める。納得するな、教師! あなたもそんな年齢じゃないでしょ!!
そこにやってきたのは萌ママ。明らかに今帰ってきた感じ。ということは、この方は本当に海外で活躍しているバイオリニスト・・・!? 本当にこの奥さんどこで見つけたの草太。と、問い詰めたいところでしたがぐっとこらえて。萌ママ、希林理の顔を見るなり「あら、いつもとわがお世話になっています」と活躍しているバイオリニストの方が担任の顔覚えてた。どゆこと。
ママーお土産はー?という娘に娘を差し出す萌ママ。芽衣ちゃんは「わーい、とわ姉ちゃんが好きなリンゴだー」と言って無邪気・・・こんな娘ほしい。
そんな二人を尻目に、希林先生、草太パパに話題の彗星のことを話しますが、草太はなんだかよくわからない感じの返答。まだ肉眼では見えないという草太に、先生はめっちゃでかい不気味な赤い星を見ながら
(そうか、普通の人にはあれは全く見えないのか・・・)
とひとりごちたかと思いきや。
「そうか、かの時代にも、あれは現れるのか・・・」
捨て置くわけにもいかん、と言ってこのパートが終わりました。
殺生丸の御母堂
前回の空港の前のシーンから。何やら是露がとわの妖力について理玖に聞いています。しかし何やら、理玖は本当のことを言わなかった様子。この会話はちょっとよくわからなかった。「とわ様はお優しい」ということしか理玖は言わず、是露も納得したようなことを言いつつ、「お前は嘘が下手だな」と言うだけでした。ただ、麒麟丸は気づいていたようですがとわの力の解放? 何かありましたっけ。
この後は二人で茶をしばいたようです。ただなぁ・・・たてる茶はまだないんじゃないかなぁ・・・
さて、獣兵衛さんにせつなの腕の血の模様を見てもらうと、「おそらく血刀だろう」とは言ってもらえたものの、「それ以上のことはよく知らん」と言われてしまいます。まあそうとしか言えんよなぁ。
そこに、小屋で寝ていたもろはが起きてきました。ああ、暴走の爆睡から起きたんだね。起きると獣兵衛さんから「ボロい儲け話はないが、雇いたいという話はきている」と聞かされるもろは。雇い主は「この間の饕餮の懸賞金、分け前を全部」というとわとせつなでした。
ごめん、言っちゃなんだけど、一番賢いとは思ってるけど、大丈夫かな、とは思ってしまった。
殺生丸の御母堂
場面は変わって、犬の大将のお屋敷。麒麟丸が「奥方」と呼ぶのは、邪見が「御母堂」と呼ぶ麗しの方。何やら麒麟丸は是露のやっていることを詫びにきたようです。そんな殊勝な人だったとは。
それよりも、私は御母堂の見た目も話し方も声もうっとりしてしまいましたよ。犬の大将もこんなところがよかったのかしら。(すみません調べたらクシャナ様なんですねファー!スンバラシイ)
しかし、この御母堂様の様子と是露の様子を比べると・・・余裕のある女はこうも違うのかと。犬の大将が妻にした御母堂、話し方こそ柔らかいですがなんだろう、是露ほど不安定な感じがないというか、彼女はたまに感情が振れることがありますが、多分御母堂にそれは滅多にないのだろうなと、そう思わせる話し方でした。
御母堂は息子や孫たちの状況すべてを把握している様子。基本的には静観の姿勢のようです。おそらく、せつなの「戦国の世では戦わねばやられる」という方針のほうが御母堂の言い分には叶っているのでしょうね。
そして突然、二人の話題に登った「時の風車」と「アクル」という単語・・・なんとなく、妖霊星に関連するのかな? 麒麟丸が気にするところをみると。しかし、御母堂の方はそんなでもない様子。しかし、「アクルの風車」を殺生丸が探しているというのは、そもそも「アクル」って誰だ?
面白かったのは、麒麟丸が「殺生丸は娘たちの世話を焼きたいのでは?」と言ったことですね。御母堂は「それではまるで人間ではないか」と言いますが、息子ががっくりきているときに手を差し伸べたあなた様も、十分人間のようです、御母堂様。
是露と理玖との戦い
さて、犬の大将が死んだ場所にやってきたとわとせつな。あれ、もろはは? と疑問に思いつつ、まずは二手に分かれるといい感じに相手がいました。
とわは是露、せつなは理玖。とりあえずせつなが「とわのほうがよかったのでは?」と理玖に聞いて、「痛いところを!」という応酬が面白かった。まあ、あんまりこの辺は特筆することはなくて、結局もろはは後から雲母に乗ってやってきて、是露のほうに参戦します。まあすぐ合体しますけど。
というか、この三人娘を前回あれだけ簡単にあしらったんだから、「理玖、お前だけなら逃げられよう」みたいなことにはならないと思うんだけどなぁ・・・無理ないかなぁ。
しかしそれよりも解せんのは、やっぱり理玖は姉さんの真意はわからなかった、ってことなのかねぇ。
「虹色真珠の持ち主をはっきりさせてやる!」
と言われても、なんかよくわからない。持ち主は是露なの? というかもはやこうなってくると持ち主の定義がわからない。結局、怒ったわりに姉さんは虹色真珠を自分の頭上に結集させてたし。
まあそれからはしばらくヒスっぽくなって、土蜘蛛の糸で周囲に当たり散らしていましたが、その時、背後にせつなが現れました。金色真珠を取り出されたが理由なのか、暴走を始めた血刀を使って是露に斬りつけると、
是露、あっさり倒された。
・・・あっさりすぎて・・・何も言えん。
まる様とりん
今度はまる様が邪見と一緒におりました。なんか、さっきから言ってた「アクルの風車」があったようなのですが、まる様、状況を肯定しただけで、時代樹の中へ。好き。
中に入ると、なんと、りんちゃんが目を開きました!!!
途端に目が険しくなるまる様!!
ウッヒョー!!! いい!!
もう今日のハイライトですよ!! もうこれ最大限の愛情表現ですよね!! まあやることもなさってますけど!!(下品) りんが死ぬのは嫌なんだよね!!
女の戦い
死んでしまった是露、冥道というところに来ました。まああの世に繋がる道なんでしょう。するとそこに御母堂の声が響きます。妖怪ですから驚かない是露。
もうこの時の話し方も御母堂の方、最高!!
芝居が上手い! 上手!!
なんなのあの強者の笑い。「おほほほほ!」なんて笑い方がもう下品じゃない。こういう方が下のものに向かってこういう風に笑うんだろうな、みたいな笑い方なんですが、あー聞いてて気持ちがいい。
そしてまた、是露が「殺生丸が悲しむだろうな」と言ったとき、表に何も出さないものの憮然とした顔になっている、何も言わない感じがいいです。
かつてここを十六夜が通ったとき、いまの私のようにせいせいしたのではないの? 大将を死なせた女よ? と聞かれた御母堂。ただ一言、「人間に興味はない」と。ここで、殺生丸のときとは少し違い、多分、言葉通り興味はなかったんだろうなという感じの言い方でした。
最終的に、是露に対し、嫉妬していたのか人間のようだな、と言う御母堂。おそらく、そうなんでしょうね・・・あの態度ではね。
とりあえず、私が引っかかっていた「大将に袖にされた恨み」という言葉そのものは回収されましたが・・・りんと縁が繋がっている理由は回収されない(;;)
そして姉さんが死んだ現場にはまる様が現れました。そしてまる様、なんと、
初めて娘と言葉を交わした!!!
しかし本当に必要なことしか言わねえな!! 結局言いたいことだけ言って、無言で天生牙を使って是露を生き返らせます。まーそうなると思ったよ。
しかし、生き返る直前、すげえなと思ったのは言い返す是露に余裕綽々の御母堂が
御母堂「哀れよのう、恋い焦がれた女は・・・」
と言って、冥道が見える鏡から視線を外したことですね。
これ以上の屈辱ってある?
それを言ってるのは、曲がりなりにも自分が好きになった男が選んだ女。自分の嫉妬に狂った心を見透かしてケラケラ笑う女ですぜ。
しかも当の女のほうは、男が他に女(自分以外)を作っても平然としてる。
腹たつやろ〜
りんは無事、再び眠りにつき、チョーさ・・・邪見も「よかったのぅ、りん」と言って喜んでいました。私も喜びました。
生き返らせたのが、犬の大将の牙だったのも彼女の逆鱗に触れた様子。さっきとは打って変わった様子に「虹色真珠をここにもて!」といわれた理玖も、集めたのは自分なのに「姉さん、待ってください!!」と躊躇してます。
そして、そこに現れる麒麟丸・・・
次回。て感じ。
途中で、何やらとわが現代社会で感じていた違和感のような話が入りましたが、なんだか唐突すぎて入っていけませんでした。初回以外、語られていなかったのが原因だと思います。
それを生かしたかったなら、この話数なら3回ぐらいは入れといてくれないと気持ちがはいりませぬ。特にせつなが紫織のところで過ごしていた話のところでは入れておいてくれないと、突然すぎる。その話の時に、「人里で過ごしていけなかった」というせつなの話が入りますのでね。
・・・本当に、あと1話で回収できるのか全部。
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