半妖の夜叉姫感想 〜第2期、42話〜

 

 

 半妖の夜叉姫、第2期が始まりました。

 第1期をあげたからには2期もあげねば。

 しかし相変わらずギリギリになってしまった。

 

 

 ネタバレばりんばりんなので折りたたみます。

 

 

 

 

 

 麗し御母堂様におめもじ叶い恐悦至極に存じます。

 

 

御母堂様の屋敷

 

 時の風車で時空を超えるため、御母堂様のお屋敷までやってきた三人娘。

 邪見がもろはの紹介のときすごい小声になったのがよかった。言いづらいよね〜。

 

 御母堂様めっちゃ喋って幸せな私。ああ麗しい御声、ずっと聞いていられる・・・。

 とそんなことはさておいて、さすがは御母堂様「時の風車で時空を越えに来たのであろう」とおっしゃいます。完全に阿久留が見えていて、すでに阿久留は選んでいると言います。

 

 なんですが、御母堂様、今まで時を越えようとしてやって来て超えられなかった者たちが冥道にあまたおり、そのものたちが時の風車が回るのを妨げていると言って冥道丸を呼び出します。

 

「私はこやつを眺めているのが好きでな、いい退屈しのぎになる」

 

 多分、ちょっと孫たちをひねってやろうというだけの御母堂様。どう転んでも御母堂様にはさしたる困りごとにもなりませんようです。

 

 

麒麟丸とりおん

 

 前回、麒麟丸がりおんの体を動ける状態に戻してくれました。

 礼など申しませんと言って去っていこうとしたりおんと理玖でしたが、麒麟丸が時の風車で時空を越え、500年後の未来を救うという言葉に足を止めます。

 これまでも聞いてきた話をりおんに語り、このまま何もしないでいるか、500年後の未来の人間を救うか選ぶがいいと言いますが、りおんはそんなこと選べないと言います。

 すると麒麟丸、りおんについてこいと言いながら気になることを言いました。

 

「もうすぐ新たな体が手に入る」

 

 そして、ここで衝撃の事実。何と麒麟丸、りおんが持っていた斬星剣に細工をしており、持ち主が斬星剣で妖気を吸うたびに魂を削り、最後には魄だけの器にしてしまうようにしてりおんを蘇らせようとしていたと! なるほど、前回の魂が尽きたのは妖気そのもののせいではなかったのか!! ここはうまいと思った。

 もしりおんが自ら渡すほどの相手ならばなお好都合、とのことで、ついに理玖が切れました。

 

 ここから麒麟丸対りおんと理玖戦が始まりました。りおんちゃんが「あずさの弓張」を使ったのはちょっと感動。以外と今回の戦闘シーンの作画はよかった。りおんちゃんが戦う動きが綺麗でほーとか思った。ただ、迫力はなかったけどね。体格が体格なので、多少しゃーない。

 

 そして麒麟丸、気になる一言。

「あの時お前に斬星剣を与えたのに、なぜ戦わなかった」

 殺された時に、りおんちゃんは持っていたんだな・・・でも使わなかった。そこのところを察しろよ親父。

 

冥道丸との戦い

 

 三人娘は冥道丸と戦闘中。

 しかし、せつなは斬星剣で戦うとわが気になって仕方ない。魂がなくなったばかりで、どうしてそうなったのかわからない以上、斬星剣を使わせるのはやめさせたかったけど聞きゃしないとわ。

 

 しかし強い。何より恨みが強く、せつなは縁、執着を断ち切ればと思うのですが、なかなか縁の糸が見えてこない。

 そんな中、新しい弓でもろはが冥道丸に攻撃します。なかなかパワーアップしており、かなりの大ダメージを与えるのですが、そのために体が千々に崩れ、縁の糸も見えるようになりました。この辺の演出も良かった。

 

この恨みが晴れない限り、ずっと冥道を彷徨い続ける・・・それを、お前たちに味あわせてやる!

 

 このセリフ、前半は悲しい感じで喋られたのですが、後半は体も元に戻って強気な発言に変わっています。本当はもう冥道から解放されたいという本心の発露があって、それを妖怪本体を取り戻して冥道丸の言葉として三人娘に叩きつける。よき。

 

 ものすごい数の妖怪の恨みが積み重なっているようです。これは縁を切ったほうが良さそうな展開。

 

覚悟の甘さ

 

 場面は変わって麒麟丸対りおんと理玖戦。

 こちらもなかなか頑張っておりますが、ついにりおんが麒麟丸の喉元に武器を突きつけます。

 

「これまでです、父上」

 

 と言ったはいいのですが・・・とどめを刺しきれない。というか、突きつけただけで動けないりおん。当然、気づく麒麟丸。

 

「父を殺してみよ、りおん!!」

 

 と叫ばれてもなお刺せないりおんちゃん。麒麟丸が杖の先を掴んだところで、吹き飛ばされると思った理玖が駆け寄るのですが・・・

 

 理玖にぐさっと

 

 駆け寄ってきた理玖めがけて麒麟丸が杖の先をそのまま理玖に刺しました。たおれる理玖。ショックで泣くりおん。君は優しいんだね、妖怪らしからず。

 ついてこいという麒麟丸に抵抗するものの、ついには眠らされて連れていかれるのでした。

 その場に放置される理玖・・・この後どうなるのやら。

 

 

ついに動く時の風車

 

 大きなダメージを与えれば縁の糸が見えるということで、とわが斬星剣で妖気を吸うことに。こればかりはとしっかり見定めて縁の糸を切るせつな。

 

 「気が済んだか?」という御母堂様に、「私は分不相応だったのですね」と言って消えていく冥道丸。面白いのがいなくなったという顔つきの御母堂様。

 

 さて、時の風車で時を越える前に御母堂様は天津甕星の剣を見て「その剣は魂を削る呪いがかけられているな」と言います。なんのことかという三人娘に、説明させる気かという顔の御母堂様。邪見が代わりに説明に入ります。

 邪見の説明によると、斬星剣にかけられている呪いによって魂が削られ失われると魄だけ残った魂移しの器になってしまうということです。

 ここでせつなともろはが「りおんが生き返りたくて騙したのでは」という意見になるのに対し、とわは「きっとりおんは知らなかったんだよ」とりおんを信じようとします。以前からの両者の対比ですね。

 

 さて、そんな場所に現れた阿久留。「早く行こうよ〜」と言わんばかりにうろちょろしています。御母堂様のお膝に乗ったとき可愛い。

 阿久留から竹製の風車を渡されたとわがそれを吹いてみると、なんと時の風車が動き始めました! いよいよ時を越えるそうです!!

 

 そこに飛んできたのが麒麟丸です。「先に時を越えられては!!」とめっちゃ焦っていますが、すでに扉は開いていました。そこに強引に妖気を飛ばして、希林先生に自分を導くようにと叫んでいました。そんなことできんの? できるんだろうな。

 

 そんなことは露ほども想像せずに時空の扉を通る三人娘。のんきである。

 さて次回は現代へ。とりあえず萌衣ちゃんが登場しそうでおばさんワクワクしています。

 

 

 

 


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