半妖の夜叉姫感想 〜第2期、37話〜

 

 

 半妖の夜叉姫、第2期が始まりました。

 第1期をあげたからには2期もあげねば。

 

 

 ネタバレばりんばりんなので折りたたみます。

 

 

 

 

 

 あれいいんですか?

 

 

我を忘れたとわvs大妖怪是露

 

 とりあえず、前回りんちゃんは「是露さまの無念を晴らして欲しい」とせつなに頼んでいたようですね。

 どんだけ察しがいいのりんちゃん。あれだけで是露が思い悩んでいることに思い至るとか。

 

 所縁の糸の先にいるとわは、完全に我を忘れているというか、暴走していますね。あの姿を見て犬夜叉の暴走を思い出すのは私だけではないはず。止めようとする理玖も吹っ飛ばすとわ。見てて気持ちいいくらい吹っ飛ぶなヲイ。

 是露の姐さんは、なんというか、今回ものすごく感情むき出しで、今まで見たこともない妖術使ってて楽しかったです。(あくまでアニメですからのう)とわの感情を煽るのも、なんか今までより思い切りがよくて、ネチネチやってきたのがここで結実する感じがありました。

 

 ただ。是露の姐さんの目論見はわかって、それを止めようとする周囲に対してとわが「そんなもん関係ない!」と言い切っちゃうのがなぁ。自分の生みの親を、いくら交流がなかったとはいえ交流がなかった理由がわかっている以上、彼女がそこまで思い切れるのかっていうのが。どちらかといえばせつなの方が当初だったら思い切れそうではあったけど。

 

 しかし、いよいよそこにせつながやってきました。

 

忘れて、思い出す

 

 全力で是露を倒そうとするとわを止めるせつな。「ここで是露を倒しては母が」というせつなにも、やはり「そんなことどうだっていい」と言い切るとわ。

 

 ここで、愛の張り手が!!

 

 せつなが母、りんから預かった「夢の胡蝶」の記憶をとわに見せるのでした。

 是露に見せられたせつなの記憶は、大変ながらも仲間と共に楽しそうに暮らすものでしたし、かつてそのことを聞かされてもいました。

 けれど、記憶を失う前、胡蝶を宿す前のせつなは、離れ離れになって記憶を失うまで、ずっと「とわ姉ちゃん」と探し続けていました。「私がグズだから、お姉ちゃんの手を離しちゃった」と後悔し続け、邪見に見つけてもらっても泣き続けるせつな。

 その記憶を、りんは「幼いあなたには辛いと思って預かっていた」と言って娘に返しました。

 

 「ごめんね、とわ姉ちゃん。私が、グズだったから・・・」

 

 ここでようやく、せつなは本当に記憶を取り戻して、とわのことも思い出せたのですね。よかったよかった。これはよかった。

 

 しかし、夢の胡蝶のせいで記憶を失ったことはとわも知っているだろうに、私のことを忘れて楽しく過ごしてたってかなり言いがかりだと思う。んで、やっぱりお互い探してたよっていうことで怒りが解けるもの簡単すぎやしないかい?

 あとさ、それで怒りが解けるってことは、やっぱり現代での「ここじゃない感」はせつなに忘れられてたことに比べたらそこまで重要じゃなかったってこと? まあ「ここじゃない感」を感じさせないくらいに日暮家に愛されていたっていうのはあるかもしれないけど。

 

 まあ、それがこの後効いてくるっぽいから、重要なのは後者かな。

 

是露の後悔

 

 怒りの解けたとわが是露に対する戦意を完全に喪失。その背後に、なぜか犬の大将を見る是露。

 とはいえ、せつなが「是露を救って欲しいと母が」みたいなことを言ったら、是露激怒。

「私を救う? なんと厚かましい!」って、いやまあそう思うよなぁ。

 

 そこで、ついに是露は自死しようとします。とっさに気配に気づき、縁の糸を切ったせつな。

 

 その糸は、犬の大将とのものでした。

 

 犬の大将が死ぬという四魂の玉の予言を知りながら、助けに行かなかった。大将が死ぬはずがない、あんなに強い人がと思っていたから行かなかった。予言の通りになるなどとと「私が殺したようなもの、いや、私が殺した!!」と叫ぶ是露の目からは、失ったはずの涙がとめどなく溢れてくるのでした。

 彼女の心残りはそこだったのね。まあ、先をみようか。

 

 ついに是露も戦意を喪失。りおんは「叔母上さま、共に父の暴走を止めましょう」と呼びかけますが、それはできないと言った時でした。

 

 理玖、姐さんを手にかける。

 

 なんか、ここはわかるけど理屈は全然わからないんだよね。感情の部分なのかな? 無論ストーリーとしてここで是露に退場してもらう必要はあったかもだけど、多分彼女はどこかでもう心が死んでたように思う。死にたくないからじゃなくて、「だれかに殺してもらうことで死ぬ」ことでようやく死ねるというか、自分以外の生きているだれかによって死なせてもらう必要があったのかなって。それをわかっていたのは、この場で理玖だけだったと。

 

 ここだけ、「魔法騎士(マジックナイト)レイアース」を思い出すよね(年がバレる)。知らないひとは読んでみて。幼いながら「こんなのってないよ」と思って読んだ。

 

 しかし、半妖嫌いについてはとってつけた感が。逆に「嘘だろ」って思ったわ。いっそもう説明してほしくなかったかな。

 

 愛情に囲まれて育った、愛に溢れた大将のようにという是露に、違う意味で違和感を抱く僕。妖怪って愛情溢れるもんだっけ? そこに行くと、まる様はとても立派な妖怪であられる気がする。

 

 言いたいことをしゃべって、是露は「麒麟丸、涅槃で待つ!」と言ったけど・・・是露、あんたどこ行く気ですかね。涅槃って仏教。

 

黒真珠の行方

 

 さて、前回まる様において行かれた邪見。竹千代ともろはに時代樹のところに送ってもらっていました。でも、全然中に入れない。

 そうこうしているうちにまる様到着。するっと入って・・・行く前に、もろはに黒真珠を渡しました。「受け取るがいい。犬夜叉とかごめはその中にいる」しゃべった。

 

 ここで、両親がなぜここに入れられなければならなかったのかと問うもろは。「別に是露も敵じゃねえか。倒して何が問題なんだよ」

 うっかり言っちゃう邪見。「是露を倒したら、りんが死んでしまうではないか!」怒られないけど、気配が変わるまる様。そのまま時代樹に入って行かれ、邪見はおいて行かれます。

 

 その後、なんとか時代樹の中に入りますが、ねえ、ちょっと銀鱗の呪詛、進行早すぎません? まじで寝てる暇なかったじゃんこれ。

 バトルの進行とともにもうほぼ全身が鱗に覆われ、もうダメかというときに是露との縁が離れ、呪いも解消されました。

 

 よがった〜よがったよ〜〜〜〜

 りんが助かってよかったよ〜〜〜〜〜〜

 

 もう私が追ってたのはただ一つ、りんちゃんが助かるかどうかでしたからね。あースッキリ。りんちゃん大丈夫。もうオッケー。

 

最終回かよっていうED

 

 麒麟丸は時の風車を動かすのに躍起になっておりますね。

 

 そんなのは何処吹く風、殺りん夫婦は久々のイチャコラタイムです。その後ろで大泣きしてる邪見は早くどっかに行ってください。ていうか、この2人セットだと姫抱っこしてるだけでも見てはいけない場面が展開されているような気分になる。そっと屏風があるなら立てておきたくなる。

 

 さて、せっかくまる様が黒真珠をくれたのに、もろはは骨喰いの井戸でうだうだしています。両親にあう心構えができていないと色々考えあぐねていたところに、「アクル」がやってきます。今風車を持ったガキが、というもろはに、「だれもいなかったんだぞ」という竹千代。

 しかし、それを聞いた麒麟丸がなんと、もろはの黒真珠を奪い、交換条件を出してきました。「アクルをわしの元へ連れてこい。お前の両親を殺したくなければな」と言います。

 

 さーどうなるかね。とりあえず次回予告が色々気になりましたよ。

 最後の赤い水干と裸足もね。

 

 

 


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