半妖の夜叉姫感想 〜第2期、35話〜

 

 

 半妖の夜叉姫、第2期が始まりました。

 第1期をあげたからには2期もあげねば。

 

 素早く!! あげた! 追いついた!!

 でも1日遅れちった!!

 

 ネタバレばりんばりんなので折りたたみます。

 

 

 

 

 

 とりあえずりんちゃんをはよ助けて。

 

 

進む銀鱗の呪い

 

 オープニング前は前回のおさらいだったので、オープニング後。

 また時代樹に封印されたりんちゃんのところにいるまる様。心配で仕方ない感じ。眠りは解除されているので、封印されていても苦しむ様子があります。

 ここでりんちゃんがすごいのは、まる様を恨むそぶりを一切見せないところ。

「最期にあの子達に会いたい」「とわが泣いてる」とは言いますが、どんなに苦しんでいても恨み言は絶対に言わないし、助けてとも言わない。

 

 無論、助けてと言うことが悪いことではないし、普通の人間なら言ってもいいしそれが一番人間らしいし普通のことなんだけど、多分りんちゃんは登場人物の中で一番死ぬことを受け入れているというか、殺生丸の近くにいて、そのそばにいるのなら、いわゆる「普通の幸せ」というものを求めることが最上ではないと理解しているっていうのが近いかな。

 

 だから殺生丸もりんちゃんを受け入れ続けてこられたし、多分、りんちゃんのためなら可能な手は打つ気になれるんじゃないかと。

 

 他の登場人物ならパートナーに助けを求めるでしょうが、この間の琥珀の言い分じゃないけど、多分登場人物の中で基本的に他人に助けを求める必要がないのは殺生丸様と桔梗様。強すぎるがゆえに、おそらくこの2人を助けるなどどいうおこがましいことは他の誰にもできないのです。桔梗様は死してのちの魂の救済を求めたかもしれないけど、殺生丸はりんに救われたとき以外、死の淵をさまよったことは無いので。

 

 しまった、考察しちゃった。

 考察は別の機会において、アニメのかんそーっと。

 

 

せつなととわ

 

 雪国の雪入道は、まる様になんか恨みがあるらしく、せつなを狙ってきます。雪道を這い回る雪獣が獣ってより虫に見えるんですが・・・

 

 とわは常世の虫に寄生され、大の大人2人に「涙を流せ、苦しむがいい」とよってたかって言われます。怖いよ。めっさ怖い。

 

弟、菊之助

 

 さて、狸穴島は夜になって、狸穴将監がゴキゲンで歩いています。もうすでに酔っ払ってる。見張りに「今宵は満月ダヌキの目が閉じるから厳重に」と言って城に入っていきます。と、すぐにまた外から現れた将監さま。今度はもろはをお縄にして引き連れています。今しがた八右衛門を逃した、こちらに来なかったかという将監に、「え?」となる見張り。バカモン、追え! それはわしに化けた八右衛門だ! と怒られるのですが・・・

 

 タヌキの化かしあいは大変面白かったです。

 結論から言うと、後からきた2人は八右衛門と竹千代でした。騒然となる城内を移動している間にもろはは弓矢を取り戻しますが、その部屋にいたのは竹千代の弟、菊之助

 「わしが不甲斐ないばかりに兄上に苦労をさせて、恨まれているに違いない」と言う菊之助に、そんなことは言ってなかったけどなともろは。

 

 そんなことを言っていると、鷹丸が珊瑚ちゃんからの返事をもらって帰ってきました。早速もろはは読んでみますが、前置きが長すぎる弥勒法師。それに「前置きが長え!!」と切れるもろは。わあ、犬夜叉っぽい。

 ですが、読んでいるうちに城内の騒動から八右衛門一味が侵入したということで、菊之助の元へ向かう将監。しかし間に合わず、もろはは解読は後回しにして、一旦菊之助を連れて逃げ出すのでした。ふーむ。

 

 

だいぶ雑な妖怪退治

 

 さて、北のほうの村の宿でスヤスヤ眠るせつな。それを狙う雪入道。

 しかし目星をつけて入った宿にはすでに待機している退治屋。

 

「えーっと、入ってきた妖怪が六尺を超える場合はっと・・・あ、これか。」

 

 翡翠がせつなが書いた巻物を見ながら「壱」という紐を引き、天井から槍が落ちてきたところを避けた先で跳ね飛ばされる雪入道。

 

「他の対処法はなんと?」

 

「えっと、小さい妖怪は叔父上の鎖鎌で退治できるそうです」

 

「聞かなくてもわかってることだった」

 

 すっと立ち上がり足元の雪獣を一掃する琥珀。すると散らした芋虫みたいな雪獣が狼みたいな姿に。ここでようやく「獣だわ」と思ったワイ。

 

 終始こんなノリで一晩中退治が続いたようです。コントか。

 というか宿が破壊されておる。そしてそんな中でスヤスヤ眠り続けるせつな。

 

「こんな中でよく眠っていられるな」と翡翠。確かに。

 

 

満月狸

 

 CM明け、おそらく満月狸の本体はかごめが封じ込めた塔にいるので、そこへ向かおうとするもろは。

「あたしはお袋とは違うんだ」というもろは。違うね。うん、違う。

 

 その塔の中へ向かう道中、竹千代と八右衛門が狸たちを前に演説している映像をバックに、菊之助は「あんなに家老に頼みにされている兄が羨ましい、わしにはそういう徳がない」とべそべそしています。そうやって思い悩む時間も大事さね。 

 

 そしてついに満月狸の本体へ到着し、もろはは浄化を試みます。

 しかし、守り神を殺すのはできないというより、破魔の矢と封印の矢と何がどう違うの? いや読んで字のごとくですけど、かごめの破魔の矢でよかったん違う? 当時から満月狸、極悪づらしてたよ?

 

 まあ、結局もろはの破魔の矢で満月狸は浄化され、元の守り神になったようです。しかしなぜか塔が崩壊、穴に落ちていく菊之助を竹千代が救い、もろはの手を八右衛門がつかみますが、「まさか、狸穴将監が化けてるんじゃねえよな?」「冗談言わないでくださいよ」と。ちょっと楽しかった。

 しかし、それに怒り心頭なのが狸穴将監。再び竹千代一行と一戦交えます。なんせあっちには「天地返し」という大技がありますしね。負ける気はしないらしい。

 

 ここでもろはと竹千代のやりとりが良かった。とりあえず知り合った分だけ信用してるっていう感じで。

 そして、最終的に「天地返し返し」という冗談みたいな名前の技で狸穴将監を紅の爆竜破で倒したのでした。

 

 

兄弟愛

 

 満月狸も守り神に戻り、悪しき将監も倒されたので、竹千代は狸平の家に戻るのかと思われましたが、「俺は屍屋で妖怪退治をしながらわちゃわちゃしているのが性に合ってるんだぞ!」と言って、菊之助にあとを任せるそうです。

 もろはにもきちんと一両、払おうとするのですが、「あたしも、一両くらい借金があったほうがちょうどいいんだよ」と言って受け取りませんでした。そういうの好き。結局、これからの足しにと一両は菊之助に渡されました。

 

 

 そして場面は変わり、せつなの方は一晩の雪入道退治が終わり、妖力も取り戻して目覚めた朝でしたが・・・

 とわは一晩、常世の虫に侵され続け、妖力を取り戻した朝でした。

 

決戦の朔

 

 今回は良タイトル。

 もろはと竹千代にとってはお家騒動の決戦があり、おそらくとわにとってはこれからの戦いのゴングを打たれた朔の夜であったことでしょう。

 

 そして次回。

 私が散々言っていた「視聴者にとわを感情移入させるための過去エピソード」が放送されるようです。

 

    遅いわ!!

 

 

 


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