すっぴんで窓口で働く銀行員の末路は・・・何も起きない。
最近、この手のタイトルの記事をよく見るので真似してみた。
ネットの記事って、「末路」って言葉好きですよね。インパクトあるから。人の不幸は蜜の味。わたしは逆にその文字を見つけたらよほど自分が興味を持っている主題以外、見ないようにしています。
ですが、今回はただのわたしの昔の話です。お時間があればどうぞ。
数年前まで、わたしは銀行でテラーをしていました。カタカナにしましたが、ただの窓口係です。お金出したり、なんか届け出があるお客様の手続きをするのですが、わたしは窓口の何でも屋として、ガチの『各種届出』という担当でした。届出関係のお客様、そして自分が一体何をしたいのか、どの窓口に行けばいいのかわからないお客様は、とりあえず『各種届出』の窓口にいらっしゃいます。後者はすげえ困るけど、一旦置いといて。
仕事の話もいつかしたいと思いますが、今回はわたしの化粧の話です。
ぶっちゃけ、わたしはブスです。
自分で「人生一番美人でいられたのは結婚式の当日だけ」と言って旦那に「ほんとそれ」と返されるレベルです。さらに妊娠で太ったっていうね。
ちなみに、結婚はできた。見た目にこだわらない旦那でよかった。
そんな自分でもちょっとだけ自信があったのは、肌つや。まあニキビはあったりしましたが、シミもそばかすもなく、さわればふわふわもちもち。今は当時ほどではありませんが、それでも悪くはないと思っています。赤子にだけは完全敗北ですが。
他にもちょこっとだけアレルギー持ちだったりということもあり、基本的には化粧をしないまま学生時代を過ごし、そしてついに社会人となり銀行員生活をスタートさせたのですが・・・
支店長「化粧は?」
私「してません」
支店長「しないのか?」
私「しません」
支店長「窓口なら、したほうがいいと思うぞ」
私「しません。(のちに眉だけ描くようになった)」
同僚「ファンデとかは?」
私「肌荒れが怖くてできません。なのでしません」
今こんな会話しようものならセクハラと言われそうな会話ですが、それでもこの支店長はかなりオブラートというか、柔らかめに言っています。
ちなみに、肌荒れに関しては本当にあって、昔から口紅を塗ると、口紅の色じゃなくくちびるが赤く腫れるので塗れませんでした。何回言ってもこの手の話って言ってくるのです。今はRIMMELのリップがギリギリ塗れてますけどね。グロスだから落ちるんだよなぁ。
ですが銀行員生活中、お客様に「化粧もしてないこのブス!!」とだけは言われたことはありませんでした。
「このブス!」と言ってこられるお客様は一定数いましたけど、正直、この手のセリフを言う人って気に入らない対応をした人には誰彼構わずおっしゃるタイプなので、別の美人窓口係にも同じこと言って美人さんが泣き、私が励ますという始末に。 言われ慣れてないから・・・。
ついに退職まで、多分片手で数えられるくらいしか化粧をしていかなかったですね。退職の日も「今日も化粧は・・・」と聞かれ、返答は「してません」といたしました。
今も、基本的にきっちりフォーマルな装いをしないといけないような場合は化粧をしますが、それ以外の場合にはしません。フォーマルな日も必要がなくなれば即、落としてスッキリさっぱり。
正直、なんで女性は化粧しなきゃいけないのに男性はしなくていいんですかね。というより、女性もきちんと洗顔できていれば化粧なんてしなくてもいいと思うんだけど。少なくとも、化粧が外出るときの必須装備みたいな扱いはされなくてもいいと思う。
とりあえず、すっぴんでも接客業で十分生きていけたよってお話。
ただ、私が例外的にすっぴんはダメだと思っているお仕事は化粧品販売員かな。化粧品売ってんだから自社の商品で化粧はしておくべきであろう。というより、それが苦手な人に務まる仕事だと思えないので。(当たり前や)
驚いた! と思ってくださったらぽちっとな。