「ダイアモンド クレバス」

 タグ設定しようとしたらやっぱりユカイさんの方が出てきましたよね。

 昨日、久しぶりにCDを見て改めて思ったのですが、やっぱり素晴らしいと思う。

 今回の記事は、この「ダイアモンド クレバス」という曲のタイトルについて語りたくなったので語ります。

 

 こちらの曲は、アニメ「マクロスF(フロンティア)」に登場する歌姫「シェリル・ノーム」の持ち歌なんですが、実際に歌唱をしていらっしゃるのは「May’n」さんです。この方の歌はどれもとても素敵なのですが、ただ、タイトルだけをいうと、この「ダイアモンド クレバス」という曲が一番内容も表しているし、素晴らしいと思っています。

 実はこの曲は、本人のセルフカバーで別のタイトル「真空のダイアモンド クレバス」という曲もあります。ぜひ一度、知らない方は聞いていただきたいぐらいとてもいいです。アニメ曲だと侮るなかれ。

 

 そもそもこの「ダイアモンド クレバス」という曲は愛する人との別れの曲であって、アニメの内容的にも宇宙がイメージされる歌詞がどの曲にも多いのですが、なんとなくこの曲は『もう二度と会えない人を空の向こうに見て、今は遥かな宇宙より遠く離れてしまったけど、また会いたい』というような内容になっています。まあ遠慮しないで言っちゃうとこの場合、死に別れです。

 アニメでも実際、「真空のダイアモンド クレバス」は、メインキャラクターが愛する人を守って、その人の目の前で宇宙空間に放り出されるという状況で歌唱されます。歌っている本人はもちろん知らない。まさに真空の ダイアモンド クレバス」

 

 まあ、歌詞の内容も素晴らしいのですが、私が今回言いたいのは歌詞の内容じゃなくてタイトル。

 

「ダイアモンド クレバス」

 

 美しくないですか?

 

 クレバスといえば、ご存知、氷河の割れ目です。氷河を渡るときは落ちないように細心の注意を払う。落ちたらもう助からないと思え、というぐらい、深さもわからない。何人の探検家がそこで命を落としたのかといういわば絶望の場所。

 その前につくダイアモンド。こちらは打って変わってとても高価で美しい宝石です。こちらも採掘は命がけ。いくら掘っても見つからないという、それゆえに希少で、高値がつく宝石ですね。もちろん、とても綺麗に輝く宝石です。

 また、世界一硬い鉱物でありながら、実は砕くのは意外と簡単というものでもあります。実は傷もちゃんとつきますよ。そのクレバス・・・つまり割れ目。

 

 なんでこの2つをくっつけたのかと。

 

 ダイアモンドの割れ目、想像してみてください。イメージと、その気持ちと。

 きっとキラキラしてるんでしょうね。割れ目そのものもとても美しく輝いている。自分がその近くに立てる大きな氷河のクレバスのような場所か、それとも現実的に指輪に載るくらいの大きさのダイアモンドなのかはわかりませんが、大事なものがもう二度と修復しない気持ち。なのにキラキラ変わらず光っている。

 さらに、「真空」までつけられたら。息すらできない。

 

 なんでそれまでくっつけちゃっったのかと。

 

 ちなみに、カラオケでは「真空のダイアモンド クレバス」を歌うことが多いです。アカペラで入るので、ほかに音がないことに集中して歌唱に入るよう心がけています(どやっ)

 

 


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